履歴書に記載できる最低限のTOEICのスコアは600点です。
転職活動で少しでも書類の通過率を上げるためにTOEIC600点を取りたいと思っている方はいらっしゃると思います。
「でも、なかなかスコアが伸びない」とお悩みの方に、僕が600点を超えた時にしていた勉強法についてお話していきたいと思います。
600点を超えるまでかかった期間
僕は30代半ば過ぎでTOEICの試験を人生で初めて受けた時のスコアは535点でした。
その約半年後に、680点のスコアを取っていますから、600点は約3か月くらいで超えていると思います。
現在は810点のスコアがあるのですが、600点前後の時が一番スコアを伸ばしやすい時だと思います。
僕は英語学習スクールには通わず、独学で勉強しています。
仕事は営業職で、一般的な社会人の方と同じように自由にできる時間は少ないです。
夜は顧客との付き合いなど飲む機会も多いですし、学生のように勉強にあてられる時間が多いわけではありません。
そんな中、3か月間でTOEIC600点を達成できたのはどのような勉強や工夫をしたからでしょうか。
600点を超えるために必要なこと
限られた時間の中で最大限の成果を出すためには効率の良い勉強をしなければいけません。
では600点を超えるためにおさえておきたいことは何でしょうか。
おさえておきたいこと
- 単語
- 文法
- リスニングトレーニング
単語はリスニングでもリーディングでも絶対的に必要です。
知っている単語の数を増やすことでスコアアップを狙えます。
文脈の中で単語の意味をくみ取る方法もありますが、わざわざ文脈で判断しなくても知っていればそれで解決です。
TOEICには頻出単語があるため、それらの単語をおさえておけば確実に得点できる問題が増えます。
TOEIC向けの単語帳はたくさんありますが、僕は「金フレ」を使用しています。
全部で1000語が収録されていますが、基本の英単語に加えて金フレをやり込めばTOEIC向けの単語対策は十分です。
TOEICの文法問題はリーディングパート100問中46問出題されます。
600点は3分の2程度の問題で得点できれば達成できますから、問題数も多く勉強するとすぐに効果が出る文法問題対策をやらない手はありません。
高校レベルまでの文法を参考書などでおさらいし問題演習をこなしていけば、得点力は確実に上がります。
文法問題で得点を稼げるようになれば、多くの方が苦手としているPART7の長文問題にもゆとりをもって取り組めるようになりますので、600点を最短で達成するリーディングパートの対策は、まず単語と文法です。
ここで、リスニングパートで得点力が上がれば、もっとリーディング対策を楽にすることができます。
効果的なリスニングのトレーニングはどのようなものがあるのでしょうか。
600点を超えるためのリスニングトレーニング
僕が600点を超えるくらいのレベルの時のリスニング力は決して高くありませんでした。
実際の試験でも自信をもって聴き取れる問題は少なく、部分的に聴き取れる話から推測して解答する問題が多かったと記憶しています。
なので600点を超えるレベルでは、「全部聴き取らないと」と肩ひじを張る必要はなく、取れる問題を確実に取っていくことを考えればよいと思います。
リスニング問題はリーディング問題に比べて伸ばしやすいと思いますし、実際に英語教育を専門にされている方も言っています。
では、どのようにしてリスニング力を上げていけばいいでしょうか。
ポイント
- TOEIC関係の教材を使用する
- 日本語訳をインプットして分からないところがない音源でトレーニングする
- 繰り返し音源を聴く
- 声を出せるときはオーバーラッピングやシャドーイングを行う
「これだけでいいの?」と思われるかもしれませんが、このトレーニングで確実にリスニング力を上げられます。
僕が800点を超えた時のリスニング勉強法もこのトレーニングがメインです。
反復トレーニングが短期間でのリスニング力アップを実現してくれますよ。
まとめ
600点は、現在の英語のレベルにも左右されますが決して難しいスコアではありません。
単語力、文法力、リスニング力を集中して身に付けることで、短期間でもスコアアップが図れます。
「色々な勉強をしなければいけない」となると嫌になるかもしれませんが、勉強する内容を絞ることで集中できます。
是非、3つの力を身に付けることで600点を最短で達成してください。