TOEIC800を超えると、英語ができる人として評価される場面も増えてきます。
ビジネスパーソンの方であれば、職場でのステップアップや転職の際にアピールできるようになります。
僕は30代半ばを過ぎてTOEIC学習を開始し、2年半の期間の勉強を経て800点を超えました。
海外経験や仕事で英語を使う場面はありません。
学生時代も英語が得意だったかというと、得意ではありませんでした。
こんな僕が800点の壁を超えられたリーディングの勉強方法についてお話していきます。
リスニングとリーディングのスコア配分
僕のTOEICの最新スコアは810ですが、スコア配分はリスニング435、リーディング375です。
僕はリスニングの方が得点を取りやすかったため、リスニングの勉強に重きを置いて勉強してきました。
ただ、800点を超えるためには苦手なリーディングをのばす必要がありました。
仮にリスニングで450点を取ったとしても、リーディングのスコアに足を引っ張られてしまえば800を超えられません。
前回のTOEIC試験は、リスニング430、リーディング370くらいの配分で点を取るイメージで臨みました。
結果はほぼイメージ通りに点数を取れ、800点を超えることができました。
僕の初受験のリーディングのスコアは265点だったので100点ちょっと伸ばすことに成功しています。
リーディングの勉強をどのように行ったのかについてお話しします。
メインは長文対策
810のスコアを取ったときのリーディング問題では、10問を残して終了しました。
この程度でも回答した問題の正答率を上げられれば370は超えられます。
長文問題を学習していると英文を読むことに慣れ、PART5,6の文法問題を解く力も上がります。
長文問題の勉強方法は下記の方法で行いました。
長文の勉強方法
- 長文問題を毎日1~2題解く
- 公式問題集のリーディング問題を通しで、3回解く
- 3周した公式問題集のPART7の文章を20回読む
- 問題を解く際に出てきた分からない単語をチェックし覚える
- 単語帳を利用して語彙力を上げる
使用した問題集は、公式問題集を2冊です。
たくさんの問題に取り組んだ方が効果が上がるという方もいらっしゃると思いますが、僕は同じ問題をやり込みました。
公式問題集2冊でTOEIC800を超えられるというのを聞いていたので、あちこちの問題集に手を付けずに愚直に繰り返し学習しました。
リーディング370点程度であれば、これで十分だと思います。
また、長文はキーとなる単語の意味が分からないだけで、何の話か分からなくなってしまうため単語帳を利用して語彙力を上げることも並行して行いました。
あやふやな記憶でも長文を読み込む中で繰り返し出てくるので、記憶の定着率も上がってきます。
公式問題集2冊+単語帳で800を超えるための十分な長文対策ができます。
文法問題対策
リーディング問題では、文法問題1問も長文問題1問のスコア配分は変わらないため、スコアを稼ぐためには文法問題も重要です。
僕が800を超えたときの文法問題の正答率は90%を超えていました。
でも、もともと文法が得意だったかというと、全くそんなことはありません。
文法問題の勉強方法は以下の通りです。
文法問題の勉強方法
- 文法の参考書で分からない文法をインプットする
- 文法問題集を解く(でる1000問)
- 問題集を1周して、できなかった問題を繰り返し行う
文法問題は、問題のパターンや解法を分かっていれば応用することができます。
問題集でトレーニングを積むことにより本番でも正答率を上げることができます。
文法問題対策でも多くの問題集をこなすよりも、1冊を徹底的にやり込んだ方が得点アップには有効です。
文法は得点を上げやすいので、毎日少しずつでも学習されることをおススメします。
まとめ
リーディング対策は、とにかく英文を読む量を増やす必要があります。
英文を読んだ量に比例してリーディングのスコアが上がると言っている専門家もいます。
洋書などで英文を読むことも有効だと思いますが、TOEICのスコアを上げることが目的であればTOEIC用の問題集を利用するのが早道です。
多くの問題集をこなすことよりも、1冊を徹底的にやり込むことがスコアアップの秘訣ですよ。