「仕事がつまらなくて辞めた」「転職回数が同年代に比べて多い」
仕事が続かなくてお悩みの20代の方は多いと思います。
僕は外資系企業で営業マンとして働く40代の男性ですが、20代の時に1回転職をしたことがあります。
転職先の企業でも毎日「辞めたい」と思っていましたが、20代の転職は1回にとどめることができました。
毎日「辞めたい」と思っていた僕が、転職後に仕事を続けることができたのは以下のことを考えていたからです。
仕事を続けるために必要な考え方をお話していきます。
合わない会社はすぐに辞めてOK
僕が最初に就職した会社は、地方の小さな小売店です。
毎日、馬車馬のように働いていたけど、給料は安く労働環境もよいとはいえない会社でした。
人間的に問題が多い社員も多く、「これは違うな」と思って1年で退職しました。
辞めたすぐその後に会社が買収されたことを知って「正しい決断だった」と感じたのを覚えています。
よく「石の上にも三年」とか「転職するのはいけないこと」のようなことを話す大人たちは多いですが、あなたの判断で「この会社にはいるべきではない」と思うことがあれば迷うことなく転職をしましょう。
世の中に会社は数多くありますが、明らかに合わない会社はありますしブラック企業のような問題のある会社もあります。
違和感があるのに無理やり仕事を続けて、体を壊してしまっては元も子もありません。
辞めることが正解である場合はあります。
20代は仕事力を高めるうえで大切な時期
だからと言って、20代で転職を何度も繰り返してしまうのも問題です。
「合わないから辞めた」「仕事がつまらないから転職した」など、仕事を転々とするジョブホッパーになってしまう方は多くいます。
転職を繰り返して、最終的に「これだ!」という仕事に巡り合えればいいのですが、そういう方は少数です。
例えばあなたが企業の採用担当者だったとしたら、次のどちらの人を採用しますか?
- Aさん 28歳 新卒で入社した会社で営業職として6年の経験 転職経験はなし
- Bさん 29歳 新卒で入社した会社を1年で退社 その後4回の転職経験あり
Aさんを採用するのではないでしょうか。
「Bさんは何かあるとすぐにやめてしまうような気がする」と採用担当者は考えると思います。
逆に「Aさんは6年の営業経験があるし、多少大変なことがあっても乗り越えてくれそう」と採用担当者は考えます。
僕は20代で転職をする時に、ある企業の人事の方とお話をする機会がありましたが、その方は
「20代で2回以上転職する人は信用できない」
とお話していました。
安易な転職を繰り返していると、徐々に採用されにくくなってしまうという事態を招いてしまう可能性があります。
また、20代で頑張って実力を身に付けたかどうかで、30代以降で結果を出せる人と出せない人に分かれていきます。
僕は30代で2回転職しましたが、30代以降の面接ではそれまでの実績やスキルを問われる割合が20代に比べて大きくなります。
20代では転職は最低限にとどめて、一定の分野で実力をつけて実績を作っていくことをおススメします。
20代では比較的簡単だった転職は、30代になると実績があるかないかで難易度に大きく差が出ます。
楽しいだけの仕事はない
「仕事は楽しくないと」などという方は多いです。
でも僕はこの考え方に疑問を持ちます。
楽しいだけの仕事はないと思いますし、例えば好きなことを仕事にしたとしても楽しくないこともやらないといけない時があります。
仕事は楽しいだけのものではなく、ハードな部分もやっぱりあります。
ハードな部分を乗り越えて結果が出た時「楽しい」とか「充実している」という感情が出てくるのではないでしょうか。
楽しい仕事があるのではなく、楽しい仕事のやり方があるのだと思います。
仕事自体は無機質なもので、自分で仕事のやり方を工夫することで息吹を吹き込めますし結果も変わってきます。
つまらない仕事を楽しいやり方に変える工夫をすることが、仕事を続かせる上で大切ですし将来的に結果をだせる人になるポイントです。
仕事に対する考え方を変えることで仕事とうまく付き合えるようになりますよ!
まとめ
仕事は楽しいだけではありません。
僕は営業マンとして15年以上働いていますが、特に20代の時は辛いことの方が多かったような気がします。
でも20代で身に付けた仕事力で30代になって仕事で結果を出せるようになり、仕事が楽しいと思える時が格段に増えました。
合わない仕事や問題のある会社の仕事を続ける必要はありませんが、20代である程度将来を定めて実力を蓄えることで将来が開けていきますよ!