社会人になって英語の必要性を痛感することは多くあります。
20代で必要になる方もいれば、30代以降で必要に迫られる方もいます。
僕は30代後半で英語の必要性を強く感じ、38歳の時にTOEIC学習を開始しました。
40歳で800点を超えたのですが、勉強開始時は英語経験が全くないゼロからのスタートでした。
こんな僕でも800点を超えるところまでスコアを伸ばせた方法についてお話していきます。
強い必要性に迫られて方が伸びる
なぜ学生時代に英語の勉強を頑張らなかったのでしょうか?
それは必要に迫られていないからだと思います。
「英語ができなくても関係ないし」と英語の勉強へのモチベーションが上がらなかったのです。
でも社会人になると話は違ってきます。
「英語ができれば昇進ができる」「英語ができれば給料の高い企業へ転職できる」
など、英語を学ぶ動機がはっきりしてくるのです。
強い動機があると人は黙っていても行動します。
もし英語の学習が続かないようであれば、まだ必要に迫られていないだけです。
「何が何でも英語を身に付ける」という気持ちになれば、どんな環境でも勉強をするようになりますし結果、英語力も上がります。
何から始めればいいか分からない方はTOEICから始める
「英語が必要だけど、何から始めればいいか分からない」という方はTOEICの勉強から始めるといいと思います。
最終目標を英語を使って仕事をすることに置いて、間の目標にTOEICのスコアを掲げるのが効果的です。
僕はTOEICのスコアを取ることが目的ではなく、英語を使えるようになることが最終的に到達したいことです。
「TOEICでスコアを取れても英語は使えるようにならない」という意見も多く聞きますが、僕は違うのではないかと思います。
僕は810点のTOEICスコアがありますが、英語が使えるかというと使えません。
でも700点台の時、海外出張に仕事で行ったことがあるのですが、現地の人の英語のプレゼンもかなり聞き取れますし、英語の会話もある程度できます。
一緒に行った部長からは「留学経験あるの?」と聞かれました。
僕には留学経験はありませんし、英会話を習ったことはありません。
TOEICの勉強を通して、いつの間にか英語のヒアリング力や会話力がついていたのです。
TOEICにはビジネスの場面で使われる言い回しがよく出てきます。
TOEICの勉強を続けることで英会話に必要なヒアリング力やビジネス英語の基礎を身に付けることができます。
TOEICのゼロからの勉強法
TOEICの初心者の方は勉強を開始する時、「何から勉強すればいいんだろう」と思われると思います。
初心者の方が最初にやるべきことは以下の3つです。
ポイント
- リスニングトレーニング
- 単語学習
- 文法学習
リスニングトレーニングはTOEIC問題集のリスニングパートの音源を使用してトレーニングを行います。
オーバーラッピングやシャドーイングのトレーニングが有効です。
使用する問題集ですが、僕は「公式問題集」を使用してトレーニングを行いました。
公式問題集は1冊に2回分のテストが収録されていますが、僕は1冊をやり込むことでリスニングパート300点を軽く超えることができました。
リスニングトレーニングのコツは、聴き取ろうとすることです。
聴こうとしていればいつの間にか聞き取れるようになります。
また、単語学習も行いました。
単語力がつけばTOEICのスコアは伸びていきます。
高校レベルまでの単語をまず習得し、その後はTOEICに頻出する単語を覚えていくと効果的です。
僕は「金フレ」を使用しました。TOEICに頻出する単語が多く収録されているためTOEIC対策には非常に有効です。
文法については、参考書で高校レベルまでをおさらいした後、TOEICの文法問題集でトレーニングしました。
TOEICの出る文法の問題には解法があるため、問題集で多く演習をしていくとパターンを覚えられます。
僕は「でる1000問」を使用して学習しました。
問題数が多すぎてこなしきれないかもしれませんが、1周解いて、間違えた問題に繰り返し取り組んでいくと得点力が上がります。
800点を超えた時に文法問題の正答率は9割を超えましたが、「でる1000問」でのトレーニングのたまものです。
ゼロからスタートする場合は、ポイントをおさえて学習すると効果を上げることができますよ。
まとめ
経験上、英語の学習には強い動機が必要だと思います。
勉強を続けていると、全くやる気になれない時や投げ出したくなる時があります。
こんな時に勉強を続けられる人は必要に迫られている人です。
強い動機を持ちながら、正しい方法で勉強を継続できればTOEICのスコアは確実に伸ばせますよ。