「TOEICのスコアを伸ばしたい」「800点台は達成したい」
希望する部署への異動やより良い条件の会社へ転職を希望される方など、TOEICのスコアを伸ばしたい方は多いと思います。
僕は30代半ばを過ぎてTOEIC学習を独学で開始しました。
学習開始当初に人生で初めて受験したTOEICのスコアは535点でしたが、そこから810点まで伸ばすことに成功しました。
810点を達成した時の年齢は40歳になったばかりの時でしたが、頭の固くなってきている中年の僕がTOEICの学習をするのは結構キツかったです。
効率を追求した勉強が功を奏したのだと思いますが、800点を超えるまでに行った勉強法についてお話していきます。
英語経験がないところからのスタート
TOEICのスコアが短期間で伸びる方は下記のような方です。
- 学生時代に英語が得意だった
- 留学など海外経験がある
- 仕事で英語を使用している
僕は上のどれにも該当しません。
英語は大学受験から20年くらい触れることはなく、海外経験やビジネスで英語を使用することはありませんでした。
「英語ができないまま社会人生活を終えるんだろうな」と漠然と思っていましたが、ある出来事で英語学習のスイッチが入りました。
僕は外資系企業の営業として約10年働いていますが、30代半ばで転職活動をした時、大手外資系スポーツメーカーの最終面接まで進んだことがあります。
その時に「英語ができないと上に上がれないよ」と言われたのです。
「英語なんかできなくても仕事力があれば大丈夫でしょ」とそれまで考えていた僕の気持ちが大きく変わりました。
よくよく周囲を見てみると、外資系企業では英語ができる社員が優遇される環境であるということに改めて気づかされたのです。
ここから僕の英語学習がスタートしました。
800点を超えるまでにかかった時間
初受験の535点から810点を取るまでにかかった期間は2年半です。
1日の勉強時間は平均すると1時間~2時間程度ですから、トータルの勉強時間は2,000時間くらいだと思います。
学生時代のように時間が有り余っているわけではなく自由に使える時間が少ないですから、勉強する方法やどうやって時間を捻出するかを考えて学習をしました。
僕は営業マンなので顧客までの移動時間やアポイントまでの時間など、隙間時間が比較的多いのでその時間を上手に活用しました。
自由になる時間が少なくても、勉強のモチベーションが上がっていると隙間時間を有効に使えるようになります。
集中力も上がっていますから、頭は固くなっていますが吸収できます。
「英語は必要に迫られれば勉強するようになる」と聞いたことがありますが、確かにあれだけ嫌いだった英語の勉強を自ら進んで行うようになりました。
2年半というのは決して短い時間ではありませんが、勉強時間を確保できれば中年になってもTOEICのスコアを伸ばすことができると思います。
僕が行ったTOEICの勉強方法
勉強にあてられる時間が少なく、元の英語力が高くない僕がTOEICの勉強で重きを置いた内容は以下の通りです。
ポイント
- リスニング力
- 単語力
- 文法力
僕は大学受験以降、英語に触れる機会がなかったというお話をしましたが、当然、勉強開始当初の英語を聴き取る力は皆無でした。
「まず英語を聴き取る力が必要」と考え、2年半TOEIC学習でリスニングトレーニングにウェイトを置いて学習をしました。
移動時間や隙間時間は常に英語を聴くようにしたりなど、英語に触れる時間を増やしました。
2年半の期間の後半は問題演習などのトレーニングも行うようにし、結果270点だったリスニングのスコアを435点まで伸ばすことに成功しました。
英語力の基礎である単語力や文法力のトレーニングも並行して行っています。
時間がない社会人は、勉強の効率を高めることで結果を出すことができます。
まとめ
500点台から800点台までスコアを伸ばすのは、時間がかかりますが勉強法を間違わなければ達成できると思います。
中年のおじさんができたわけですから、20代30代前半の若い方であれば達成できる確率はもっと上がります。
若いうちに英語力をつけると、めぐってくるチャンスも増えますから是非800点超えを狙ってください。
「もう若くないし」と思っていらっしゃる方は、「今」が一番若いわけですから勉強するのにベストなタイミングは「今」だと思いますよ。