「TOEICのスコアを伸ばしたい」「効率よくTOEICの学習をしたい」
TOEICを学習のための参考書や問題集はたくさんありますが、効率よくスコアを伸ばしたいのであればTOEICの公式問題集がおススメです。
僕は30代半ばを過ぎてTOEICの学習を開始しましたが、学習開始後に人生で初めて受けたTOEICのスコアは535点でした。
535点から2年半の独学で810点まで伸ばすことに成功しましたが、最も使用した教材がTOEICの公式問題集です。
公式問題集を使い倒すことで効率よくスコアを伸ばせます。
公式問題集の有効な使い方についてお話していきます。
公式問題集はスコアアップに非常に有効
僕はTOEIC学習を進めるにあたって一番使用したのが公式問題集です。
TOEICには過去問がありませんが、過去問に最も近いのが公式問題集です。
公式問題集を使用することでTOEICの問題の種類や傾向などを知ることができます。
自分がどれくらい得点がとれるのか試すためだけに使用する方も多いかもしれませんが、それだけではもったいないです。
公式問題集を使用したトレーニングをすることで、僕は535点だったスコアを810点まで伸ばすことに成功しました。
TOEIC対策の勉強法を調べていくと、公式問題集の有効性が語られていることが多くあります。
「公式問題集だけでスコアを伸ばせたら苦労しないよ」と思われるかもしれませんが、スコアを伸ばせますし少なくとも僕は公式問題集メインでトレーニングをしました。
もちろん800点を超えるにあたって使用した教材は公式問題集だけではありませんが、大部分を公式問題集で鍛えています。
では、有効な公式問題集の使用の仕方はどのような方法かお話していきます。
公式問題集を使用したトレーニング方法
公式問題集には2回分の問題が収録されていますが、1回分の問題を下記の流れで使っていきます。
公式問題集の使い方
- 時間を計ってリスニングとリーディングの問題200問を解く
- 解説を見ないまま、今度は無制限で200問を解く
- 解説を見ながら、間違えた問題をチェックしていく
3つの流れで問題を解くことで、どのPARTが苦手なのか、どの力をつければスコアを伸ばせるのかなどが分かってきます。
2回解けば十分じゃないかと思われるかもしれませんが、ここから公式問題集を使用してトレーニングをしていきます。
リスニングの勉強法
公式問題集を使用したリスニングトレーニング勉強法をお話していきます。
僕の場合はPART3とPART4の音源を使用して勉強していました。
勉強の流れは下記のとおりです。
ポイント
- 音源をこれ以上聞き取れないというところまで聴き込む
- 日本語訳を見て単語などを含めインプットしていく
- 内容を理解している音源を繰り返し聴く
- オーバーラッピングとシャドーイングを行う
以上の流れでトレーニングをすることでリスニング力を飛躍的に伸ばすことができます。
特にシャドーイングは多くの専門家の方が勧めるように非常に効果の高いトレーニングです。
「これだけでリスニング力が伸びるの?」と思われるかもしれませんが、僕はこの方法でリスニングパートのスコアを270点から435点まで伸ばしています。
反復トレーニングによりいい結果がでるようになります。
リーディングの勉強法
公式問題集を活用したリーディングトレーニングはPART7の長文を使用します。
PART5,6については公式問題集も有効ですが、僕は別の問題集を活用していました。
ここではリーディングの最大の難所の長文読解のトレーニング方法についてお話しします。
ポイント
- 2回解いた問題文を用意する
- 意味が分からない単語や文法などを確認しながら問題を精読していく
- 内容を理解した長文を10回~20回程度繰り返し読む
この時に分からない単語や文法を覚えるようにしていくと効果がさらに高まります。
公式問題集には本番の試験で頻出する単語などが掲載されているため、語彙力も上がり一石二鳥です。
長文読解力は読んだ英文の量に比例して付いていきます。
繰り返し読むのは退屈かもしれませんが、リーディング力は確実に上がります。
公式問題集を使う前に
公式問題集はTOEIC学習に非常に有効ですが、使用する前に確認することがあります。
高校レベル程度の英語力がないようでしたら、まず基礎を固めることをおススメします。
文法や単語など、ある程度の英語の知識がないと公式問題集は使いこなせません。
TOEICのスコアに直すと500点台程度です。
このレベルにもし届いていないようでしたら、参考書などを使用して高校までの英語をインプットするようにしてください。
まとめ
公式問題集は解くだけで終わるのではなく、問題を使用したトレーニングを積むと効果が上がります。
3,000円以上しますが、上記のトレーニングをすればもとは軽く取れます。
公式問題集を活用した反復トレーニングでTOEICの目標スコアを達成してください。